モデムダイヤルインとADSLについて

SOHO、個人事業者や無店舗で独りで仕事をされている方、起業間もない方など、自宅を仕事場にされている方も多いのではないかと思いますが、電話番号はどうされていますか?

自宅と仕事の電話は分けた方がいいと思いますので別々の電話番号を使いましょう。

ISDNは、多くて3つの番号を持つことができますので、利用されている方も多いと思います。
しかし、インターネットがADSLの常時接続に切り替わったことで、ISDN自体が使えなくなり、このサービスが利用できなくなってしまいました。

最近は、基本料や初期費用が安くなったため新たにもう1つ回線をつなげは良いのではとおもったのですが、マンションなど集合住宅だと新たにもう1回線を追加するのは意外と大変なようです。

後から壁の中に配線を通すことになるのだから、素人の私にも大変なのは理解できます。

それでは、もっと簡単な方法は無いのでしょうか?
ありましたね。「モデムダイヤルイン」のサービスを利用することで、アナログ回線でも多くて3つの番号が使えることが分かりました。

ダイヤルイン自体は企業などでも利用されているので一般的な機能なようですが、モデムダイヤルインは、サービスを見つけようとNTTのホームページで探しても見つからず、最近ではあまり使われなくなったようです。

おそらくは、ISDNを普及させようとしていたため、消え行く運命だったのでしょう。
ADSLでアナログに逆戻りしたため、このような古い機能を使うことになったのですが、初期のADSLモデムと相性が悪かったようです。

■モデムダイヤルインを利用するには?
NTT 116で申し込めます。
下4桁と指定しないと番号が変わることがあるようです。
工事は局内の設定だけで、2,000円程度だったと思います。
利用料は1番号につき月額800円。
もとの番号も1番号として計算されます。

■モデムダイヤルインに対応した電話機は?
電気屋さんなどで買えるFAX付のもので調べてみましたが、あまり対応した機種は無いようです。
NEC、パナソニック、サンヨーなどが対応となっていましたが、機能により違いがあるようです。
パナソニックは、鳴り分けは出来るのですが、追加番号で着信した場合に留守録が機能しないようです。
マニュアルで見ただけなのでNTTに直接聞いて確認されてください。